花粉も飛び始めて季節の移り変わりを感じます。最近は少しハードなセッションが増えている気がする、三津香です。

元々ひどいことばかりするようなイメージがあったかもしれないけれど、ハードと言ってもそういう意味ではなく、セッションの時間の尊さに気付きはじめたからのような気がしています。その時間だけ、私とお前の関係は絶対になる。そういう濃密な非日常の時間に到達するためにすべての力を注ぎたいという感じ。伝わるでしょうか?

「フェチとサブの違い」というツイートが流れてくるのを見ましたが、私は基本的に相手ありきのSMしかできないのだと感じています。質感に対する執着を多少は持っている。けれど、私はまだそうした執着についてフェチといえるほどには深く理解できていません。数々の専門家であるフェチの変態諸氏のことは好きなので、彼らの話を興味深く聞かせてもらっている、そんな段階です。




では、彼らに「合わせた」プレイをすることは私のSM観と合わないのかというと、そうではありません。私は相手の欲望の奥深いところへ到達すること、そしてそれを自分のものにすることが好きなので(それこそが私にとってのSMの醍醐味なので)そのための手段を問わないと言うだけなのです。

私は退屈が苦手です。倒錯のない人間はいないと思っていますが、普通の生活の中でそれをむき出しにして生きている人は多くありません。ましてや性癖に関しては、ばれてしまうと地位や評判にかかわるのではないかと恐れている人も多いでしょう。だから、そういう部分は内に秘めて「普通の人」と同じような顔で暮らしていたりする。私にとって、そういう社会的な顔は仮面のように見えてしまいます。表の顔、それ自体は均一で無機質で退屈なものであまり興味を持てません。もっというとなんだか居心地が悪くなって、出来ればそれを剥ぎ取ってしまいたい、そんな衝動に駆られるのです。


ちょっと話が反れるけれど、SMは少しずつ市民権を得てきていると言われています。確かに人目に触れる機会は増えていますね。けれど、表に出てきても許されるのは、ある程度は漂白されたイメージに過ぎないのではないかな。
私はどちらかと言えば自分を古いタイプのドミナだと考えています。SMにおいて相手との関係性を求めているからです。だから、SMが自己解放やコミュニケーションであるという考え方も理解できるし、自分でも納得する部分はあるけれど、それなら拷問も苦痛も屈辱も汚辱も凌辱もやめてしまえばいいのにとも思うのです。単なるコミュニケーション、自己解放だというのなら。


SMはコミュニケーション?本当に?


それなら、どうして汗や脇の匂い、足の匂いを嗅がせてほしいなんて思うの?

どうして黄金や聖水が欲しいなんて、出来れば口にいれたい、飲み込みたいなんて言うの?

どうして最下層に堕ちたい、奴隷にされて理不尽に虐げられたいなんて思うの?

鞭で傷だらけにされたり、殴られたり蹴られたりして痛めつけられたいと思うの?

快楽の中で、苦痛の中で、汚辱の、屈辱の中で、

すべての主導権を奪われてしまいたいなんて思うの?


それはお前の中に、後ろ暗く、歪んだ欲望があるからでしょう?


クリーンな、見せかけの世界から逸脱していくこと。
日常生活では許されないタブーの領域へ赴くこと。
規範から外れた自分自身の欲望に正直に向きあわせること。
強いて言うなら、それが私にとってのハードなプレイなのかもしれません。


すべての行為は「普通のあなた」の仮面を剥ぎ取るための道具に過ぎません。好きな行為、得意な行為、そしてもっともっと上手になりたい行為も、もちろんあるけれど、究極的にはこだわりがない。だからと言って、嫌いなものや自分のポリシーがないというのとは違うの。わかってもらえるかな?

入り口も過程もどうでもよくて、最終的にその子を私好みに変えることができれば、それが一番のよろこびになる。その好みも単純に型にはめるような画一的なものではなくて(それが一番いい形だと思えたらそうするけど)その子にとっての一番良い形を見つけたい。そういう私好みの人間を増やして楽しく暮らしていくのが私の望みであり、夢でもある。

この考え方はもしかするとフェチとは対極にあるものなのかもしれないね。フェチを否定しているわけではなくて、これは単純に私の今の立ち位置の話。サブミッシヴと関係するけれど、サブミッシヴにはなれないというのと似ているかも。ちょっと違ったかしら?笑

「普通のあなた」が隠している部分を暴いてしまいたいし、人間のそういう部分が見えないと息苦しくなってしまう。そして、それを引きずり出せたなら、ずっと自分だけのものにしておきたい。これが私の倒錯であり規範から逸脱した部分なのかもしれません。

だから、社会的な顔を見せていた(初めから倒錯した顔で現れる子もいるけれど)その人が、内に秘めた倒錯を見せてくれたとき、あなたは私にとって特別なたった一人に変わっていくのです。そういう瞬間のことはずっと覚えているし、ふとした瞬間に思い出します。あの子、どうしているかしらって。それは私にとっても幸せなひとときだったから。


三津香   Mitsuka
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