素直になるのは難しい。それは貴方にとってはとても恥ずかしいこと。
大人なのに、男なのに、そんなことを求めてしまう自分がより一層恥ずかしい。
でも安心しなさい。貴方はこれから私に無理やりそんな目に合わされるだけなのだから。

気付けば腕を私に取られていた。貴方の大好きな革のスカート。
その妖しい艶と曲線に気を取られてついぼんやりとしてしまったのかしら。
余りにもあっけなく後ろを取られ、羽交い絞めで口を塞がれた。

抵抗しても無駄よ。お前の身体が敏感なことも、軽く触れただけで分かってしまった。
震え、崩れ落ち、男の乳首なのにこんなに感じて、女の子みたいな声を出してしまう。
こんな調子で、更に敏感な部分に触れられたらどうなるのかしら。



何を言っても首を振り、頑なに否定するなんて。
ド淫乱の癖に、何食わぬ顔で生きていこうとするなんて厚かましいわ。
こんな子にはいくら口で教えてあげても無駄ね。
お前が本当はどんなに変態なのか、身体の方にゆっくりと言い聞かせてあげる。

お前は既に拘束され転がされている。
更に感覚を研ぎ澄ませるために、目をふさぎ、動けなくなったお前の口元に唾液を塗りつける。

時間が経つほどに強烈になる匂いに、お前は顔を歪める。
空気を吸うたびに私の匂いを嗅ぐことを余儀なくされれば、理解できるかしら？
それとも何度も何度も私の手、お尻、足の裏で口を塞がれれば、かどわかされた自身の状況を飲み込めるようになるかしら。

お前の身体の敏感な部分も全て、私の好きにされてしまった。
私が離れていても刺激が止むことはない。
目も見えず、嗅覚も支配され、口枷を嵌められる。
淫靡な音だけが響くこの部屋で、どこもかしこもこんなに気持ちがいいのに、諦めの悪いお前。
いいのよ、ずっと抵抗していなさい。
オスのまま逝かされつづけたいなら、それでもいいのよ。
お前が観念するまでいつまでもやめてあげないから。

こんなことが快楽につながるなんて、恥ずかしい？それとも、怖い？
普通の男はこんなことでは感じない、これ以上は怖い、そんなことをしたら変態になってしまう。
貴方はそう思っているかもね。それならずっと此処にいたっていいのよ？
まずは出来る範囲で、心ゆくまで一緒に遊びましょう。
でも気付いていないかもしれないけれど、お前のための安全なお庭は少しずつ広くなっているのよ。
その証拠に初めて出来たことがあったでしょう？
次はどうなるかしら・・・。また会えるのを楽しみにしているね。

三津香 Mitsuka