久しぶりに会いに来てくれた子が、セッションの終わりにポツリとこんなことを言っていた。「なんだかんだ言っても、そんなに痛いことは受けられない。憧れはあっても、結局自分はへタレマゾなんだ」この子は堪え性もなく、わがままで、調教していく上でちょっと困ったところ ...
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人でなしの恋、SM雑感
別に痛いことだけがSMではないとわかってはいるけれど、苦痛なくしては生きていけないような人のことが好きだ。小さなころから考えていたこと、たとえば拷問にかけられる、奴隷にされて苦役に従事させられる、生贄として屠られる。そういう妄想に取り付かれて、でも何十年も ...
『春琴抄』のこと 2、献身と女性上位
さて『春琴抄』の話の続きを。『春琴抄』のヒロイン、春琴は美貌の令嬢で三味線の名手として名高かったのだけれど、小さな頃に失明した娘を両親は甘やかしたせいで、春琴はわがまま放題に育ってしまうの。その上、大変に気の強い負けず嫌いで、そして底意地まで悪かったのよ ...