床に転がされているマゾを見ながら煙草を吸いたいと思った。だから、そうした。煙草は趣味で吸っているので無くても困らない。では、SMはどうだろう?案外無くても困らないのかも。でも、人生には薔薇が必要だと巡り巡って私は知った。縛られて転がされ、後の思いつきで今度 ...
犬の眼
ブーツに包まれた脚を見つめる眼を見れば、貴方がそういう嗜好の持ち主なのだとすぐに分かる。それなのに、まだ照れ隠しをして笑っているね。首輪を付けてあげたのに。でも良いよ。そのままリードで引いてあげるから、後ろから付いておいで。貴方の姿が見えなくても、背後の ...
浅い浜にて
どんな関係も、私の場合は結果そうなっているというだけで、初めからそこを目指している訳ではない。精神的なものや上下の関係を軽視する訳ではないけれど、人にはそれぞれの形があるし、浅はかで正しくないと言われてしまうような誰かの欲望を切り捨てたいとも思わない。ず ...
恩寵、主従関係
マゾが死にそうになりながら歩いていたことがあったなと思い出していた。傲慢なようだが、子どものような彼に様々なドロドロとした感情を教えたのは私だ。嫉妬することはありませんと出会った頃に言っていた。私はそれに返事をせず、聞き流した。暗い川の奥底まで続く道が水 ...
流転、奴隷調教
特殊性癖というのは良いものだと感じる。彼の場合は、何年も私とプレイをする中で、少なくとも私の前では、人間以下の存在に堕ちるようになってしまった。そして、プレイ以外の日常の場面でも、そのことが彼を侵食している。縛られたい人、辱められたい人、苦しめられたい人 ...




